《東洋グリーン技術レポート》
リキッドマスターを用いた
フェアリーリングの防除
美しい名とは裏腹に芝草の美観を損ねるフェアリーリング。
今回は、リキッドマスターを用いたフェアリーリングの防除方法を紹介します。
フェアリーリングの発生と病徴
◆病原
本病害の発生原因は担子菌類(いわゆるキノコ類)でコムラサキシメジ、ホコリタケ、シバフタケ、ハラタケなど約40種類ほどが関与する。降雨が頻繁にある時期や灌水を十分に行っているところでは芝草は濃緑色になる。
降雨の少ない季節には、土壌に撥水性を持たせるため水分欠乏となり芝草は枯死する。
◆発生条件/存在位置
植物残さが存在する根圏土壌に存在し、地表下10〜15cmに生息する。子実体(きのこ)の形成は5月ごろから10月にかけて発生する。
◆防除のポイント
担子菌に効果のある薬剤を高濃度で多量施用する。
(例:グラステン水和剤300倍を3L/u)
フェアリーリングの発生位置

試験の概要
◆試験日:1995年8月
◆試験地:勝田技術センター圃場
◆草 種:ペンクロスベントグラス
◆使用薬剤
・ラリー乳剤(ミクロブタニル25%)2000倍液
・ポリオキシンZ水和剤(ポリオキシンD亜鉛塩2.25%)
・ボンジョルノ(テトナコナゾール25%)
◆リキッドマスターSP-120の仕様
・灌注量2000cc/u
・使用ノズル:標準(0.7)
経過
◆灌注14日後の状況
フェアリーリングに対するEBI剤の灌注処理

処理中(H.7.8.12)
*灌注後から注入穴周囲より緑が戻りはじめ、病害からの回復が始まった。
◆灌注1ヶ月後の状況

*処理後1か月(9/23)には完全に治癒した。
◆フェアリーリングの効果のある薬剤
東洋グリーンでは病害診断、治療や予防のためのアドバイス、土壌分析などを行なっております。御気軽に御問合わせ下さい。