NEWSLETTER ON TURF SEED No.1

皆様へ

このたびPM種子チームより皆様に、NEWSLETTER ON TURF SEEDをお送りすることができるようになりました。今後も皆様のお役に立てるような情報を毎月発信してゆきたいと考えます。TG種子チームではこの記事の作成にあたって、皆様のご意見や実績などを取り入れ、技術面の背景を含めて内容の充実に努めていきたいと思います。どうか皆様からの生の声をお寄せください。

今回第1回目は、ベントグラスに焦点をあてます。

@ L-93

今回、第10回のTG芝草セミナーでもDr.ハーレーが説明されていた通り、L-93はターフ密度に関しては、A,Gシリーズのように「密に仕上がる」ことを主目的として育種されているのではなく、「病害抵抗性、耐暑性」に主眼を置かれて育種されています。従って高温多湿の日本においては、栽培管理上も扱いやすい、高品質品種と言えるでしょう。

但し、施肥などについては、ペンクロスと全く同じ扱いでは良い結果を得ることはできません(技術資料などを参考にしてください)。

また、「インターシードについては日本の考え方が米国と全く異なっていることが分かったが、日本の状況に合うように考えれば、グリーンの質をキープしながら時間をかけて変更して行くのが良い」ということがDr.ハーレーの意見でした。

ペンクロスへのインターシードに対しては、A,Gシリーズより葉幅の差異が小さいという点で適合性が高いと考えられているという別の意見もあります。

米国での実績に目を向けると、マスターズの行われるオーガスタ・ナショナルでは練習グリーン、1番、2番、15番でL-93が使用されているのは間違いありません。毎年改造しているそうですが、グリーンの改造には時間がかかるので、現在ペンクロス、ペンリンクス、A-4とL-93がひとつのゴルフ場のグリーンに使用されています。この微妙な違いを乗り越えてこそゴルフのマスターなのかもしれません。

A クレンショー  

米国における耐暑性の品種としては、非常に定評があり、今年の全米プロの行われるアトランタ・アスレティック・クラブの試験圃場では、日本に匹敵するほどの気温と湿度がある環境条件の下、新品種の中では総合ターフクオリティでNO.1の評価を得ています。この品種もターフ密度はほどほどですので、ペンクロスへのインターシードに適しています。

しかしご存知の通り、ダラースポットには弱いので、その防除さえ気をつければ、特に東日本以西の暑い夏を乗り切るには最適です。また、冬場のアントシアンが出るのは、この品種の特性ですので、これを乗り越えるために、サウスショアやL-93との混合も解決策のひとつでしょう。

上記でご説明したアトランタでの試験結果についてのレポートはGCM12月号に発表されていました。(→リンクのページ)。

B 新ベントの国内実績(例)

関西CC様は今年1月より4ヶ月クローズし、グリーンの改造を行うこととなり、新しい品種にはL-93が採用されます。

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2001/2/2 東洋グリーン(株) PM種子チーム NEWSLETTER編集グループ