NEWSLETTER ON TURF SEED NOVEMBER 2002 No.16

 今までにたいへん多くのコースで採用していただいているベントグラス種子、L-93について、今回のニュースレターではフェアウエイでの使用も含めたあるゴルフ場の試みを紹介します。 

1 L-93のフェアウエイ

 このゴルフ場のフェアウエイはコウライシバでしたが、寒地型3種のオーバーシードを経て2000年春L-93の試験播種を実施、その後秋より全ホールL-93フェアウエイに移行中です。播種は2000年に引き続き2001年秋・2002年秋にも行ないました。現在2000年春より先行してL-93を播種したNo.5ホールではほとんどL-93の移行が完了しており、残りのホールもほとんどL-93ターフへ移行しています。

 播種方法としては、2001年秋についてみると播種前に種子の定着を良くする為にバーチカルカットとコアリングを実施し、L-93:7g/u+JamestownU(チューイングフェスク):30g/uを播種しました。チューイングフェスクを混合した理由は発芽初期の段階で生長の良い草種を定着させることによりL-93の種子の流亡を防ごうと考えたからです。その後のチッソ施肥によりL-93の生長を優位にすることができるので時間をかけてL-93のターフへと移行していきます。そして、2002年の播種量は、L-93:6g/u となっています。

 
左:L-93のフェアウエイ・2002年5月   右:L-93のフェアウエイ・2002年10月
フェアウエイの草種・品種は、コウライシバから寒地型3種混合を経て2000年より順次L-93へ移行(千葉県Bゴルフ場)

2 L-93のインターシード

このゴルフ場のグリーンは2ベントとなっており当初ペンクロスで造成されました。そのうちの片面へL-93などの新品種をインターシードしてあります。数年前インターシードした時にはふたつのグリーンの差はあまり見られませんでしたが、この秋訪問した際には明らかに芝生緑度が異なるのが判るようになっていました。さらに近づいて芝生密度を観察した所、写真に示したようにL-93をインターシードしたグリーンでは芝密度が高く葉が細くて均一なグリーンに仕上がっているのが観察されました。


奥の芝生緑度の濃いほうがL-93をインターシードしたグリーン。手前はペンクロスのグリーンで緑度が淡い


左:L-93をインターシードしたグリーン。緑度は高く、緻密で葉が細く均一な仕上がり
右:ペンクロスのグリーン。緑度が淡く芝目が粗く不均一(共に千葉県Bゴルフ場。2002年10月)

東洋グリーン(株) ロジスティック本部 松井、研究開発部 今田

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05/05/06