NEWSLETTER ON TURF SEED No.19
今回のニュースレターでは最新のNTEP(全米芝草評価試験)の結果からベントグラスのデータを紹介します。
1 「L-93」は日本で行なわれているグリーンの肥培管理水準で高い品質を実現できる品種
NTEPのベントグラスのデータは、ゴルフ場のグリーンで評価された結果が集計されます。評価を実施したグリーンの管理方法はそれぞれのゴルフ場で異なっています。NTEPのレポートの中で年間窒素(N)施肥量の異なる水準毎に評価結果を示した興味深いデータがありましたので紹介します。
このレポートによると、年間 N 施肥量が9.8-19.5 g/uという水準では、L-93の品質が他の品種よりも高くなっていました(下の図↓NTEP2001年のデータを参照)。

これに対して年間 N 施肥量が29.8 g/u以上という施肥量の多い肥培管理の下では、Penn A-1,A-2,A-4,G-6といった品種の品質が高く、次に、20.0〜29.3
g/uという水準では、Penn A-1が高い品質を示していました。
このことは、Penn A,Gシリーズの品種を高品質なグリーンに仕上げるためには比較的N施肥水準の高い肥培管理を要求するのに対して、L-93はこれらの品種よりも低いN施肥水準でも高品質なグリーンに仕上げることが可能な品種であることを示していると考えられます。
国内のベントグリーンの肥培管理は、気候条件や土壌・使用頻度などによって様々ですが、本州で比較的高いパッティングクオリティーを維持しているコースでは、年間N施肥量で10〜20 g/u程の範囲で行なわれているところが多いようです。先のNTEPの結果をこのような実情と併せて考えると、L-93は日本におけるグリーンの肥培管理に適した品種と言えます。
編集 東洋グリーン(株) ロジスティック本部 松井
、研究開発部 今田
↑戻る
05/05/06