NEWSLETTER ON TURF SEED No.20

 

今回は、L-93が国内のゴルフ場でどの程度普及し、また、どのような評価を受けているのかについて、キーパー会等のアンケート調査の結果を基に紹介致します。

 

1 L-93はどの程度普及しているのか

アンケートによれば、国内既存コースの60〜70%ではペンクロスが使用されていました。これに対してインターシード・コウライグリーンのベント化・改造を含めグリーンを新規造成したゴルフ場では43%がL-93を採用しているという調査結果になりました(下図参照)。


インターシード・オーバーシードによるコウライグリーンのベント化・改造・新規造成に
採用されているベント草種(弊社アンケート結果)

 

 このように、インターシードなどで新しく導入される品種の中では、L-93が最も多くのゴルフ場から支持されています。

2 L-93はどのような評価を得ているのか

 ペンクロスは、長年の経験で各コースに合った管理方法が確立しているというメリットがありますが、高いパッティング・クオリティーを要求される場面ではL-93に及ばないことがあります。

アンケートによれば、L-93を採用しているコースでは、低刈や薄目砂の回数を増やすといった管理作業によりL-93の特長をうまく引き出しているようです。これまでにNTEPのデータで示されているような、L-93の耐病性についても、厳しい気象条件下で実際にグリーン管理に携わっている国内のキーパーから高い評価を頂いています。また夏越しの管理や冬の緑度などの点においてもL-93のメリットが多くのコースで高く評価されています。

弊社アンケートによるL-93の特長的な意見(ペンクロスとの比較)

● 低刈をし、薄目砂の回数を多くすることで、アップライトで密なターフに仕上がる

● 耐暑性・耐旱性・耐病性がある

● ペンクロスにインターシードしたとき、耐暑性が向上し夏の管理が楽になった

● 夏の色落ちが少なく、密度的にも良好で、病害にも比較的強い

● アントシアンが目立たず色むらが少ない、特に冬の緑度が良い

● 低刈や薄目砂の回数を増やすことでL-93の特長がでる(アップライトで密なターフ)

● 発芽初期生育やほふく性はペンクロスより緩やかである(造成時や回復時の肥培管理の違い)

 

編集 東洋グリーン(株)松井 、 研究開発部 今田
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05/05/06