NEWSLETTER ON TURF SEED No.24

 

今回のニュースレターは、グリーンに「L-93」を採用している米国のゴルフ場、Sand Ridge Golf Clubの管理事例を紹介いたします。日本と気象条件や営業日数の異なるコースですが、速いグリーンを仕上げるために、低刈や、スパイキングと薄目砂で対応するといった管理作業は、日本のコースでも、トーナメント開催準備などに役立つ情報です。また、速いグリーンを求められるコースにとっても、参考になります。

 

Sand Ridge Golf Clubは、米国オハイオ州に、1998年にオープンした、1オーナー企業のためのプライベートコースです。冬季は積雪が多くクローズ(10月〜4月)するため、営業期間は、5月〜9月の約5ヶ月間となっています。

グリーンの品種はL-93、ティー/フェアウエイの品種はL-93/Southshore、ラフの草種はブルーグラスです。

グリーンスピードにうるさいコースであり、通常11フィート前後(約3.3m)を維持し、大きな大会がある場合は、12〜13フィート(約3.6〜3.9m)にあわせています。入場者数がパブリックコースと違い少ないため、転圧によりグリーンの硬度を維持しています(4〜5回/週)。

グリーンの刈高は、2.5ミリ で管理しています(この刈高が可能なのは、少数の限られた利用者のプライベートコースという特殊な条件によります)。刈り込み頻度は、通常2回/日、大会の時は、3回/日で実施しています。芝刈り機は、一般的な機種を使用してますが、低刈り対応のため、刃の研磨は丹念にしています。エアレーション(コアリング)は、4回/年、バーチカットも1回/年の頻度で行なっています。

薄目砂を1回/2週 程度実施しており、スパイカーという機械でグリーン面に小さい穴を開け、砂を擦り込む様にしてグリーンの硬さを維持しています。スパイカーを使うことにより、プレーに影響しない小さな穴をあけられ、目砂も良く入ります。

施肥管理については、芝草生育期(5月〜9月)に1回あたり Nで 0.5g/u 前後をプリモと同時に2週間に1回施用します。

フェアウエイは刈高8ミリ の管理をしています。施肥は、Nで年間 約10g/u で管理しています。 

編集 東洋グリーン(株)松井
勝田技術センター 研究開発部 今田
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04/8/5