NEWSLETTER ON TURF SEED No.28
今回のニュースレターは、引続き、「L-93」インターシードの新手法ついて、紹介させていただきます。
新しい手法として紹介させていただいたスパイクタインは、前回の千葉県内のゴルフ場の実例で、その効果をみることができたと思います。
今回は、コアリングとスパイキングで、播種された「L-93」がどのように生長しているかを実際に断面を観察してみました。比較試験はグリーンと同様の管理をしているペンクロスのターフに対照(無処理)、バーチカル、コアリング、スパイキングの4区画を設けて、各処理区のサンプルを採取し(TGソイルサンプラー使用)発芽個体の生育状況の観察を行いました。
発芽状況の断面を比較すると、バーチカルは対照(無処理)と変わらず、芝生面からわずかな発芽個体が観察されました。コアリング(写真@)では、深い位置から発芽した個体はモヤシ状になり生育できませんでした。一方、スパイクタイン(写真A)では、深さ2cm付近から発芽した個体が、地上部まで良く伸びているのが観察されました。
この結果をみると、インターシードした「L-93」は、スパイクタイン使用により、従来のコアリングよりも無駄なく発芽し、生育することがわかります。
スパイクタインを用いた「L-93」インターシードの経過(茨城県内Aゴルフ場 播種後10日)

コアリング処理区断面。(直径=φ8mm・設定深度=40mm)穴の淵など比較的浅い部分の発芽個体は良好な生育を示したが、深い部分(深度約20mmより深い部分)から発芽した個体は、モヤシ状になり地上部まで生育できていない。

スパイクタイン処理区断面。(直径=φ4mm・設定深度=15mm)深度15〜20mm付近から発芽した個体が、地上部まで伸長し、良好な生育を示した。
編集 東洋グリーン(株)松井
勝田技術センター 研究開発部 今田
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040901