NEWSLETTER ON TURF SEED No.30

 

今回のニュースレターは、TGスパイクタインを使用したスパイキングという作業による、グリーン表層の物理性の改善について、紹介させていただきます。

 

1 スパイクタインによるグリーンの透水性の改善

 スパイキング前後で、現場透水性が、340mm/u から 640mm/u に上昇し、グリーン表層の物理性が改善されることが実証されました。

 

 スパイキングには、いくつかの物理的な効果があります。たとえば「スパイキング+目砂」。一般的なグリーンの更新作業に、硬く速いグリーン面を仕上げる管理手法として、「スパイキング+目砂」を繰り返す方法があります。

Karl Danneberger 博士(オハイオ州立大学)は、「目砂は、サッチを稀釈し、サッチの堆積を減らすための重要な管理方法である。ベントグラス新品種においては、毎週1回の薄目砂の施用を推奨する」と報告しています。

サッチの堆積は、ボールの転がりを遅くします。このようなことから、「グルーミング+薄目砂」や「スパイキング+目砂」は、効果的な更新作業の手法と言えます。

これまでのニュースレターでは、スパイクタインを使用した「L-93」のインターシードについてとりあげてきましたが、このように、スパイキングは、グリーン面を乱さないで表層の土壌物理性を改善し、パッティングクオリティーを高めるといった効果もあります。したがって、スパイキングを更新作業の手法として、年間管理に取り入れていくことは、グリーンの品質を高める良い方法となります。

 

編集 東洋グリーン(株)

企画開発部 木村、研究開発課 今田


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2005/05/06