NEWSLETTER ON TURF SEED No.5

《新品種の使用と管理》

L-93とクレンショーの混合播種(静岡県内某ゴルフ場キーパー)
コース内にはL-93/クレンショー混合、ペンA-2、ペンクロスの3種類の異なる品種で造成されたグリーンがあります。新品種はいずれも良いターフクオリティーですが、特にL-93とクレンショーの混合播種で造成されたグリーンは夏の芝生の落ち込みがなく優れたグリーンを維持できます。
L-93とクレンショーは耐暑性が高く、夏の暑さが厳しい静岡県遠州地方にあるこのコースには適した品種です。現地調査の結果、越夏性に優れる理由は、L-93/Crenshawの根系が太く長くそしてたくさん発達している為ではないかと考えられます。根系が土壌深く発達している事により床土の深いところから水分を吸収でき、夏の暑さや乾燥などによるダメージを受けにくいと思われます。


写真 左:ペンクロス、中央:ペンA-2、右:L-93/クレンショー混合 (2000年10月)
(L-93/クレンショー混合の根長は、他の2品種よりも長い(ペンクロスの約3倍)。


写真 左:ペンクロス、中央:ペンA-2、右:L-93/クレンショー混合(2001年4月)

根重の計測値(乾物重)
L-93/クレンショー(544.2g/u)> ペンクロス(261.1g/u)> ペンA-2(117.9g/u)
L-93/クレンショー混合では、根重量が多く(A-2の約5倍 )太く長い根系が土壌深く発達しているため、細く浅い根が数多く発達するA-2の根系より環境抵抗性が優れています。

(東洋グリーン(株) 松井(ロジスティック本部),今田(研究開発部))


  

2001/7/31