NEWSLETTER ON TURF SEED No.9
今回のニュースレターは国内のL-93によるインターシード実績ゴルフ場と管理作業について紹介させていただきます。
● 千葉県Lゴルフ場
以前種子ニュースレターNo.4でも紹介させていただきましたが、インターシードの場合、播種時期では春播種よりも秋播種の方が個体の定着がよく、また播種前の作業ではバーチカルよりもコアリングの方が個体の定着がよい事を紹介しました。
このゴルフ場では、さらにインターシード前の穴あけは、「ムクバより通常タインを使用した方が種子の発芽が良い」ということが判ったので通常タインによるコアリングを実施しているそうです。
キーパーさんの説明によると、「通常タインでは穴の途中で種子が止まる確率が高く種子が深いところにまで落ちないので発芽しやすくなる」というのが理由です。
これは作業をよく観察し、検証した結果得られたとても奥の深い貴重な情報だと思います。
● 千葉県Aゴルフ場
このゴルフ場ではインターシードを春・秋の年間2回継続して実施しており、すでに7回以上継続してインターシードをしています。その結果ペンクロスグリーンに比べてパッティングクオリティーは明らかに向上してきているということです。
ただ品種変換率を知る方法が確立していないという現状では、100%・L-93で造成した所とパッティングクオリティーを常に比較するなど説得力のある説明には苦心しております。
* 播種量
インターシードの際、1回あたりの播種量は 5g/u 程度です。
* 施肥管理
施肥管理は年間のN施用量で11-12g/u程度でKはやや多めに施用しています。
Kの施用量は実績で春・夏・秋ではNの2〜3倍程度になっています。
L-93の施肥後の生育反応はペンクロスより緩やかですが過剰に施肥すると芝生がマット化して管理が難しくなります。また1回当りの施肥量は少なめにして回数を多く分けて施用するとターフクオリティーは安定します。
* 水管理
L-93はペンクロスよりも乾燥に強いので散水頻度はやや少なく、乾燥する夏でも2-3日に1回程度の散水に抑えています。ペンクロスと同じ散水量では過剰散水になる傾向があり過湿による障害が起こりやすくなります。
L-93をインターシードしたグリーン・AMゴルフ場(千葉県・2001年11月)
東洋グリーン(株) 松井(ロジスティック本部)、今田(研究開発部)
01/12/20