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芝草技術情報 |
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NEWSLETTER ON TURF SEED
[フェ
アウエイのベント化その3] 暖地型または寒地型と暖地型混植ベースからの転換は、
ベース芝の状況に応じた対応で順調(播種後11 ヶ月目・2005 年7 月) August
2005 No.41
今回は前回にひき続き、オーバーシードによる
フェアウエイの全面ベント化で「L-93」を採用した富士桜カントリー倶楽
部〔2005 年9 月1-4 日フジサンケイクラシック開催コース〕の草種変換の状況を紹介します。 今回草種変換の進捗を示すため、ベースの状況が異なる数地点でサンプルの採取を行ない、芝生現存量と草種構成比率を求めました。ベース芝がなく裸地にベン トグラスを播種した所の芝生現存量および草種構成比率を指標として、各地点の草種変換の進捗度合いを比較しました。指標とした地点は裸地で、播種したベン トグラスが競合する他の草種がない地点です。 ラフのノシバの侵入などでベース芝がノシバで、冬季にバーチカットを行なった地点のベントグラス現存量はベース芝がない地点の約51%で、ライグラス+ノ シバ混植の約4%やノシバ(バーチカットなし)の1%よりも高い値でした。この地点の草種構成比率は、ベントグラスが46%でした。これらの結果からベー スがノシバの地点で行なった冬季のバーチカットは、ノシバ占有率を減らすために有効であったと考えられます。 ライグラス+ノシバ混植地点の草種変換の進捗度合いが遅れた理由としては、播種したベントグラスの生育が2 草種(ライグラス・ノシバ)と競合したことによると考えられます。2 草種以上との競合がある地点でベントグラスへの草種変換を進めるためには、より複雑な対応が必要となりますが、ベントグラス追い播き、ベントグラスに適し た刈高管理、冬季のバーチカットなどを引き続き行なうことが既存ベース芝のライグラスとノシバの占有率を減らすために有効と考えられます。 グリーンのエプロンで速やかな変換を行なうためコウライシバを張芝してからオーバーシードした地点のベントグラス現存量は、ベース芝がない地点の約92% と高い値を示し、最も順調に草種変換が進みました。この理由は張芝を行なうことによりターフ面が形成されたこと、さらに、高冷地の温度条件ではベントグラ スのコウライシバとの競合が小さかったためと思われます。 フェアウエイの草種変換でオーバーシードによるベント化を行なう場合には、ラフからのノシバ侵入もあり必ずしもベース芝を構成する草種が均一でない場合が あるため、今回紹介したようなベースの状況に適した対応を個別に行なう必要があると考えられます。 フェアウエイの状況とベント化
の手法(2004 年8 月の状況・緑の網掛け部分は今回報告した地点)
富士桜カントリー倶楽部(山梨県) ゴルフ場セミナー12 月号P103-105 2004 年掲載コース ベント化後の年間管理
ベースの状況と播種後約11ヶ月の変換状況 (芝生現存量・乾燥重量) ベースの状況と播種後約11ヶ月
の変換状況
(芝生草種構成比率) 協力紀PM Green stage 熊倉興和アドバイザー
(2005/8/22)
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