新年のご挨拶

管理ゴルフ場にて富士山

更なる50年を迎える準備の年として、様々な取組を社内外に求めて参ります

新年あけましておめでとうございます

 旧年中は弊社及び関連会社の業務に対し、多大なるご支援・ご鞭撻を賜り厚く御礼申し上げます。

 私は毎年、干支のもつ意味を年初の教訓としております。
昨年の干支は60年に一度の「丁酉(ひのととり)」で、この干支の意味は「丁は充実して伸び盛り、酉はこれ以上成長しない」と意味が矛盾すると言われました。振り返ってみますと、多くの企業が史上最高の収益を上げる報道がある一方で、この国の将来を憂う、信じられない不正行為も数多く出てきました。

 弊社の一年を振り返ると「新しいベントグラスの販売」「野球業界への新たな提案」「次世代のスポーツターフの導入」など永年の取組が軌道に乗る業務が数多くありました。その一方で、永年の経験と豊富なデータを自負してきましたが、「天候不順への対応」「技術継承不足」等、抗弁のできない反省点があり、先人が言い伝えた教訓を経営に生かすことが出来ませんでした。

 今年の十干(じっかん)は戊(つちのえ)、十二支は戌で干支は「つちのえ・いぬ」になります。干支を構成する十干と十二支は何れも植物の成長段階を示しますが「戊=茂、草木が旺盛になる」「戌=切る、枯れる」植物にとって相反する語源ですが、「戊戌=草木が茂ると日光が当たらなくなり枯れる」ので「枝や葉を切らなければいけない」ということが語源になります。
干支は60年周期でやってきます。1898年には政党内閣が発足し、1958年には当時の皇太子殿下が民間人と婚約されるなど何れも勇気ある決断が実行されました。
 先人の教訓に従えば、今年は「変えたいと迷っていることを変えるタイミングの年」ということになります。
弊社も来年は創業50年を迎えます。これからの更なる50年を迎える準備の年として、様々な取組を社内外に求めて参ります。
科学技術面では、AI、IoTを中心に大きな変革が起きています。環境面ではISO14001の大きな改訂が予定されています。今まで考えもしなかった発想を含めて勇気ある取組を進めるタイミングの年として経営を進めて参ります。
 本年も旧年に引き続き弊社の業務に対し、ご支援、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 新しい年が皆様にとり、益々のご発展と幸多き年であることをお祈り申し上げます。

代表取締役社長 山田孝雄