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ベントグリーンを
夏越しさせる8つのSTEP

STEP 3 梅雨時の衰退を防ぎ、夏に備える

1 夏を越えられるかの最後の分かれ目。梅 雨を乗り切れ!

2 カリウムの挙動に注意せよ

3 人間にできること=水はけと通気の確保

4 【肥培管理のポイント】

5 【耕種管理のポイント】

6 この時期、東洋グリーンからのお勧め

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ベントグリーンを
夏越しさせる8つのSTEP


STEP 3 梅雨時の衰退を防ぎ、夏に備える



今回は、STEP3:梅雨時の衰退を防ぎ、夏に備える(5-7月)

1 夏を越えられるかの最後の分かれ目。梅雨を乗り切れ!

 5月はじめの暑さが過ぎると、だんだん雨が多くなり、やがて本格的な梅雨に入ります。雨に濡れたベントグラスは青々として元 気そうです。

 しかし、この時期にはもう、夏へ向けた様々な問題の芽をはらんでいます。暑く湿った夏を越えられるかどうか、最後の分かれ目なのです。
 雨が続き、温度もベントの地上部生長に適した梅雨時には、下記のようなことが起こっています。

●梅雨期のベントグリーンに起こる現象
・旺盛な葉の成長と刈り取りによる炭水化物消費
・じわじわと進む高温化による呼吸増大
・葉・根の世代交代に伴うサッチの増大
・サッチの増大と雨による土壌の帯水
・土壌過湿による有機物の自然分解の低下
・過湿と有機物過剰による土壌の酸欠
・土壌酸欠と温度の上昇による、根の機能低下
・落葉樹の新葉や、曇天・雨天による日照不足
・日照不足と根の機能低下による、光合成低下
・日照不足による徒長
・土壌過湿による窒素の過剰吸収と徒長
・過湿と軟弱化による機械的損傷や病害


 これらは皆、光合成の低下や炭水化物の消費につながり、夏前に貯蔵養分を消耗させ、やがて本格的な暑さがくると一気に落ち込む下地となってしまうので す。
 梅雨時に、特に気を付けなければならないのが、土壌の過湿による根の活性低下です。
 見た目では判りづらいのですが、土壌過湿により根の養分吸収能力が落ち込み始めていることがあります。

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2 カリウムの挙動に注意せよ

 下のグラフはカリウムの葉身分析結果の例。
 2つのグリーンで夏場にカリウムが大きく低下しています。 しかも、その低下は、本格的な暑さよりずっと前、6月の下旬に始まっています。
 このカリウム低下は、土壌の過湿による酸欠が原因で、根の活性が落ち始めているサインです。 これをこのまま見過ごすと、梅雨明けの暑さに耐えられませ ん。
 活性の落ちた根では、光合成に必要な養分の吸収も不十分になってしまいます。


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3 人間にできること=水はけと通気の確保

 夏にベントグラスが落ち込む最大の要因は、高温と、土壌過湿による根の酸素不足です。
 夏の雨や高温は、人間には止められません。しかし、水はけや通気の確保などの環境改善は可能です。
 コアリングなどの本格的更新作業だけではなく、ベンティング(グリーン表面の荒れは最小限に、土壌中の酸素交換を促すような、スライシング・スパイキン グ・ムク刃タインなどで、ターフに小さな穴をあけるによる作業)で、土壌に酸素を与え、根の活性を保ちましょう。
 また、あらかじめ、芝草の健全度を上げておくことも可能です。この時期は、そのための最後のチャンスなのです。
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4   【肥培管理のポイント】

●光合成の維持

 施肥の主眼は、光合成の維持・徒長の防止・健康度のアップ・炭水化物代謝の促進になります。 Step2に 引き続き、生育の波を作らないように窒素をコントロールしながら、マグネシウム・鉄・サイトカイニンなどで光合成活性を維持します。
 葉身分析や生長調節剤を併用した、液肥中心のきめ細かいコントロールが必要です。

●カリウムに注意

 根の活性が落ちてきた場合は、葉のカリウムが減り、ストレスや病害への抵抗性が下がります。
 葉身中の窒素に対するカリウムの比率を、出来るだけ高く保つことが必要です。
 葉身分析の結果を見ながら、窒素の1〜2倍のカリウムを与えます。

●芝の健康度のアップ

 ターフが軟弱になりやすいこの時期、硬く丈夫な茎葉を作るためにはカルシウムが、病害にかかりにくい芝にするためにはキトサンなどによる全身抵抗性の アップが効果を期待できます。
  同時に、炭疽病などこの時期ひそかに進む病害への予防散布も開始します。




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5 【耕種管理のポイント】

水はけは更新作業で改善できます。まだ回復力のあるこの時期は、更新作業による水はけ改善の、夏前最後のチャンスです。

●更新・更新・更新

 土壌の状態を、現場透水性や有機物含量の測定によりつかみましょう。水はけが悪いようならば、貯蔵養分量をにらみながら、バーチなどの作業を可能な限り 繰り返します。
 ただし、作業後の貯蔵養分量の回復が鈍ってきたら、ダメージの少ないベンティングに切り替え、繰り返しの作業で、土壌の酸欠を防ぎます。




●根の活性の葉身分析による確認

土壌が湿った状態になると、まず硝酸態などの窒素が水と一緒に吸われやすくなり、次には土壌酸欠により、吸収に根の活性が必要 なカリウムなどが下がってきます。
 葉身分析でこの兆候が見られたら、スパイキングなどで根への酸素供給を図ります。作業効果の高さや長さも、葉身分析値から読み取れます。

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6 梅雨時の衰 退を防ぎ、夏に備える ための
この時期、東洋グリーンからのお勧め


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 生育の波を起こさず安定した肥効。ピックアップもなく効率的です。ミューテック100%の働きで、安定したゆるやかな窒素放出。夏場の窒素のベースを作 ります。

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 マグネシウムと重炭酸カリウムで、光合成産物の貯蔵養分への代謝を促進します。

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 細胞の分裂に必要なリンを効率よく吸収します。

サントークリキッドカ ルシウム
 細胞壁を作るために必要なカルシウムを、効率よく与えて丈夫な芝を作る。有機酸やキトサンが芝草の全身抵抗性をアップします。

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ベントグラス葉身分析
 主要な7成分の分析値のほか、フルクタン値が加わり、刻々と変わるベントの状態を、迅速に把握します。

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 強力な有機物除去能力を誇るコアマスターやグレーデンから、スパイクタイン、スパイカーシーダーなど芝にやさしいベンティン グ用機械まで、条件にあわせた幅広いラインナップ。土壌環境の改善は、豊富なラインナップの中から、それぞれの条件に合わせてお選び下さい。
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資料を配布中

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(2008/8/5)
 


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