目標値を『初秋』に。例年より2週間遅い切り替えです。

2019.10.09

9月は全国的に気温が高く、北・東・西日本でもかなり高くなりました。
北・東日本を中心に晴れる日が多く、降水量はかなり少なくなり、秋の気配を感じられないまま10月に入りましたが、フルクタン値に回復が見られ夜温も低下してきましたので、葉身分析の目標値を、『初秋』に切り替えます。例年より2週間遅い切り替えです。

初秋のこの時期は、「ベントを速やかに本格回復期へ移行させる」ことに注力しながら(緩効性窒素・亜リン酸、サイトカイニン・微量要素など)、ベントの回復度合いに合わせた更新作業で、根への酸素供給を確保していくことが必要です。

フルクタン(カリウム)値が回復したら、粒状肥料を併用しながらの本格施肥・更新作業を実施して来期に向けた管理に移行します。 「早すぎる更新作業・無理なコアリングに注意=分析値に基づいた管理作業を」

明確なフルクタンの上昇が見られ、本格的な『秋』(炭水化物が豊富)になるのを確かめるまでは、ひき続き、夏に近い守りの管理をお願いします。 詳しくは、「ベントグリーンを夏越しさせる9つのステップ」のSTEP6『初秋』をご参照ください。