ほこりかび病

草種
寒地型芝草、暖地型芝草
病原菌
Mucilago crustacea(ヤニホコリカビ)
Physarum cinereum(ハイイロホコリカビ)
症状
梅雨などの降雨が続く時期に発生し、白色、灰色、褐色、紫色などの胞子の塊が出現する。風による飛散やモアに付着して伝搬される。サッチの蓄積や排水不良は発生を助長する。芝が枯死に至ることは無く、晴天が続くと自然消失する。美観上の問題がある場合は流水で洗い流したり、ブラシで除去することが有効である。病原菌は変形菌類(粘菌類)の一種であり、アメーバ状の変形体が移動して微生物を捕食し、子実体を形成して胞子で繁殖する。
-
葉身上に形成された子実体
-
ほこりかび病菌の胞子