ピシウム病

草種

寒地型芝草、暖地型芝草

病原菌

Pythium aristosporum
Pythium arrhenomanes
Pythium graminicola
Pythium periplocum
Pythium sp.
Pythium spinosum
Pythium sylvaticum
Pythium vanterpoolii
Pythium volutum

症状

赤焼病以外のピシウム属菌による病害をピシウム病と総称する。病原菌は数種あり、発生時期が異なる。夏に被害を及ぼすことが多いが、秋~春の低温期にも発生するため要注意である。水ミチに沿って黄色の不定形パッチとなり、感染後期には黒褐色に軟腐する。過湿や排水不良で発病が助長され、空中菌糸が発生する場合がある。発芽直後の幼苗期は感染しやすく、立ち枯れ症状を引き起こす。罹病芝の根部にはピシウム属菌の卵胞子が認められる。

  • 過湿状態にすると空中菌糸が発生する

  • ピシウム病菌の卵胞子

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