新年のご挨拶

管理ゴルフ場にて富士山

新たな気持ちで東洋グリーンは歩んで参ります

新年あけましておめでとうございます

 旧年中は当社及び関係会社の業務に対して、多大なるご支援とご鞭撻を頂きましたこと厚く御礼申し上げます。
 また、2015年末に実施いたしましたマネジメント・バイアウトに続く昨年3月1日の東洋メンテナンス株式会社と東洋グリーン株式会社の合併による新生東洋グリーン株式会社の誕生に際しまして賜りましたご理解とその後のご支援に深く感謝いたしております。
 これを機に、本年度よりお客様へのサービスをさらに向上するため「芝生業界における当社の長年にわたっての経験と資産を結集して総合力を発揮」出来る組織体制といたしました。この体制への皆さまの忌憚のないご意見に耳を傾けながら、ご期待に沿える企業体となるため役員および社員、関係会社一丸となってなお一層の精進を重ねて参る所存です。

 昨年6月、政府より「日本再興戦略2016」が発表されました。名目GDP 600兆円に向けた成長戦略「官民戦略プロジェクト 10」の中に「環境・健康・スポーツ・住宅・観光」など芝生産業に関連するプロジェクトが含まれています。特に新たな有望成長市場の創出として「スポーツの成長産業化 ~今後の取組」に2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、2020年以降もスポーツ産業を活性化し、日本の基幹産業のひとつにすることが謳われております。スポーツ市場規模を2015年の5.5兆円から2025年には15兆円に拡大することを目指すとしています。※
 この方針の実現には我々芝生業界も多くの役割を持つことになると期待しております。

 今年の干支は「丁酉(ひのととり)」で60年に一度の干支になります
この干支の意味するところは「丁は充実して伸び盛り、酉はもうこれ以上成長しない」と意味が矛盾する組合せになっています。また五行の見方では「丁は火の性質、酉は金の性質」で火は金を溶かす両者は相克(そうこく)の関係にあると言い順調ではない意味を持つようです。
 60年前の「丁酉」、1957年に起こった主な出来事としては、

・東京都の人口が世界一、・東海村で原子力の火がともる、・ソ連が人工衛星打ち上げ、・そごうが有楽町へ進出、・ダイエーが開店、など大きな進歩、発展が見られましたが、現在では必ずしも順調とは言えないようです。

 順調で飛躍を考える企業(人)にとって、2017年の干支は干と支に矛盾を感じられる年であり、物事を行うにあたっては、自分の力を過信せず、慎重な行動を要する年のようでもあります。
2017年、引き続き皆さまのお役に立てますよう着実に努力を重ねて参りますので、ご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 新しい年が皆さまにとりましてますますのご発展と幸多き年であることを祈念いたします。

代表取締役社長 山田孝雄


※首相官邸 日本経済再生本部「日本再興戦略 2016 ―第4次産業革命に向けて―」(平成28年6月2日)
 P91-93、P106-108