キャピラリーコンクリート施工~埼玉県清澄ゴルフ倶楽部にて~

キャピラリーコンクリート施工風景

崩れ知らずのバンカーへ!

着工前

こちらが着工予定のバンカーです!

1月某日埼玉県清澄ゴルフ倶楽部様にてキャピラリーコンクリート施工をさせていただきました。

(キャピラリーコンクリート詳細についてはコラム「豪雨に負けないバンカー最新技術」参照※下記リンクでもご覧いただけます)

今回着工予定のバンカーは、山側から雨水がバンカー内に流れ込み砂が良く流されるバンカーとのことでした。
この写真を撮影した数日後、数年ぶりの大雪…。工事も延期を余儀なくされるところでしたが幸いにも施工場所が南斜面であったため雪解けも早く、なんとか計画通り施工できました。

まずはキャピラリーコンクリートの調合です

大型のコンクリートミキサーに規定量のキャピラリーセメント、骨材、水を入れ数分間混合攪拌します。キャピラリーセメントこそが生命線。

成分は企業秘密です。

キャピラリー添加剤を加えることで透水性を持ったコンクリート板が形成されます。そしてミキサーはアウトドアブランドで有名なMAMMUT!
ステッカーだけ?

(輸入時から貼ってあったような。)

  • 攪拌の模様です

  • うまく混ざるように気を使います

キャピラリーコンクリート打設

管理棟で調合したコンクリートを軽ダンプで小運搬し目的のバンカーにダンプアップ。

均等な厚さになるよう手早く、丁寧に均していきます。
コンクリート表面が滑らかになるように塗装用ローラーで仕上げを行います。エッジ部分も丁寧に小手で仕上げます。

打設作業が終わるまではお昼休憩返上…。ここはグッと我慢!

  • まずはバンカーめがけて流し込みます。

  • 均等な厚みを維持しながら伸ばしていくのはコツが必要です

  • エッジ部分については細かく手直ししながら仕上げていきます

キャピラリーコンクリート打設完了!

打設完了後軽く散水し適度な水分を含ませます。

また今回は冬の施工でした。夜間凍結の可能性があるため保温シートで養生してあります。

ここでようやくお昼休憩。
作業員の皆さんお疲れ様です!

翌日にはコンクリートも硬化し人が歩けるようになります。硬化と表面の仕上がりを確認した後、バンカー砂を敷均し工事完了です。

  • 散水養生し湿潤状態を保ちます

  • 保温シートをかぶせます

これで豪雨後の管理手間が減ります

豪雨の度に砂が流されお困りのコース管理の皆様。

バンカー改修を期に排水機能を向上させたいゴルフ場様。
豪雨の前に一度ご検討されてはいかがでしょうか。

今回、ご協力いただいた埼玉県清澄ゴルフ倶楽部様ほか施工実績も多数あります。