松も予防接種!?

インフルエンザもようやくピークを越えました。

毎年この時期になると日本各地でインフルエンザが大流行しますが、今年も患者数が過去最多を更新するなど世間を騒がせましたね。

インフルエンザは大別するとA型、B型、C型の3種類ですが、今年流行したA型だけでも144種類もの型(亜型)に分けられるそうです。

そこで重要になるのが流行前の予防接種です。みなさんは受けられたでしょうか?

100%の効果を期待することはできませんが重篤な合併症を予防し、健康被害を最小限に留めることができます。なによりお客様や職場の社員、スタッフへ感染させない為にも毎年接種することをお勧めします。

予防接種で松枯予防

ゴルフ場には様々な木々が配置され、なかでも松の木は景観やホールの雰囲気を演出するのになくてはならない存在です。

重要な役目を追っている松を枯らさない為に人と同じく松にも予防接種が必要です。マツノザイセンチュウという線虫が体内に侵入すると土壌の水を吸い上げられなくなり枯死してしまいます。

1月~2月にかけて写真のように薬を樹木内へ注入します。

薬液は注入後3か月ほどで樹体内全体へ行き渡ります。

線虫は自分では樹体内へ侵入できず、マツノマダラカミキリというカミキリ虫に寄生し、カミキリの食べた樹皮の傷口から松の中へ侵入します。予防接種をして薬液が入っていれば線虫の増殖を防止できるという仕組みです。

立派な松並木は思わず写真を撮りたくなりますね!

ゴルフ場以外にも神社やお寺、河川敷などみなさんが綺麗だな~と思う風景を演出しているのはこうした予防接種のおかげかもしれませんね。