第24回 東洋グリーン芝草セミナー

2024年2月20日(火)
「東洋グリーン芝草セミナー」は2020年の開催中止から、2024年2月20日(火)に幕張メッセ 国際会議場 国際会議室において5年ぶりに開催致しました。
当セミナーは、過去34年23回にわたり、皆様に芝草に関する最新の知見を提供することを目的に開催させていただいております。
今回は「どの程度の日陰が厳しい日陰なのか?」と題し、日陰が存在する場合の芝草生育と管理について、米国での本分野の研究の第一人者であるアーカンソー大学 マイク・リチャードソン博士からご講演いただきました。
マイク・リチャードソン博士

マイク・リチャードソン博士
Dr. Mike Richardson
アーカンソー大学 農学部芝草学科教授
リチャードソン博士は、芝草管理全般に広い知識を持つ実力派であり、特にトランジションゾーンで、寒地型芝草、暖地型芝草の生育に影響を与える要因や芝草の生理、管理方法に焦点を当てて研究を行っています。また、芝草のスクリーニングおよび新品種育種にも積極的に関与しています。
博士は、その研究に対し多くの賞を受賞しており、2016年のスピットランドグラント・ファカルティ賞を受賞、2018年米国作物学会からフレッドV.グラウ芝草科学賞を受賞。さらに、米国農学協会と米国作物学会の両方でフェローになっています。
博士は、芝草管理に関する90を超える記事を執筆、10冊の書籍で章を担当し、世界中で250を超える招待講演を行っています。

講演では、時折リーチャードソン博士が会場の皆さんの疑問点・不明点にお答えし、活発な議論を行っていました。ハイライトは午前中の日射量と午後の日射量でどちらが植物に炊いて有効なのか?という質問で、その後の総合討論まで議論が続きました。
夜には「情報交歓会」を開催し、ご参加の皆様と弊社社員・リチャードソン博士で交流を深めていました。
5年ぶりの芝草セミナーも無事に終了致しました。
皆様、東洋グリーン 芝草セミナーにご参加いただき、誠にありがとうございました。