過去最速の目標値「夏」に切り替え・・・厳重警戒をお願いします。
2018.07.23
東京では6月29日に過去最速の梅雨明け宣言が出たのですが、まだ梅雨前線が本州の北に残っていたため、葉身分析目標値の切り替えは、様子を見ていました。その後梅雨前線が南下・湿った空気が北上して両者がぶつかり7月6日～7日を中心に広い地域で記録的豪雨に。
この場を借りまして、今回の豪雨で被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
その後、7月9日に九州北部・中国・近畿・東海・北陸、10日に四国、11日に九州南部で続々梅雨明けし、各地で猛暑が続いています。
急激な高温により体内の炭水化物が欠乏することで、根への供給量が減少して活性が下がり、今はまだ2％近い葉身中のカリウムも急激な低下が予想されます。
温度が地上部の適温まで下がる「初秋」は例年9月中旬…長丁場です。どうか綿密な観察で、ベントの生理状態を読み取り、根や下葉の急速な褐変、葉身中のフルクタンやカリウムの急落といった、炭水化物欠乏の兆候が出てきたら「ベントグリーンを夏越しさせる9つのステップ」の Step 5『夏 （シナリオB）』もご参考の上、速やかに「守りの管理」に切り替えてください。