☆目標値、『秋』に。 遅めの切り替えです。

2018.11.09

今年は10月に入っても、なかなか葉身中のフルクタンの値が上がってこず、ヤキモキしました。

今週の測定値から、やっと明確な上昇が見られましたので、10月27日付けで目標値を「秋」に切り替えます。

9月末に風台風の「台風24号」が日本列島を縦断し、各地で農作物や街路樹に塩害が発生、電車の架線から発火して運行停止や、各地で停電・火災などの被害も出ました。

その翌週にも強い「台風25号」が日本海を縦断。各地でかなり気温が高い状態になりました。東京の平均気温を見ても9月下旬から10月上旬にかけ、かなり高めの温度です。

この間のベントグラス葉身分析値は、9月下旬から「リン・カリ」が上がってきて、根の活性復活を確認。しかし「フルクタン」が北海道以外の地域では上がってこないという状態でした。

9月・10月のトータルな日射量は例年と大きな差は無いのですが、二つの台風による一時的な日射の低下や塩害なども、ブレーキになったのかもしれません。

10月下旬になってやっと秋らしい爽やかな晴れの日が続き、フルクタンの全国平均値も上がり、本格的な秋のモードに入ったようです。

葉身分析目標値も『秋』に切り替えます。やや遅めの切り替えです。

例年では、葉の伸びがほとんど止まる『晩秋』への切り替えは12月初~中旬。

あと1ヶ月程度、来年に備える『秋』の管理をお願いします。 詳しくは、「ベントグリーンを夏越しさせる9つのステップ」のSTEP7『秋』をご参照ください。