いよいよ梅雨明け!目標値を「夏」に切り替えます。

2019.08.05

九州、四国、近畿、北陸、中国に続いて、29日に関東甲信でも梅雨明けの発表がありましたので
葉身分析の目標値を『夏』に切り替えます。 

カリウムは最高気温が30℃を超える日が多かった5月に低くなりましたが、梅雨入り後の低温で回復し、現状の根の活性は比較的高いように思えます。

一方フルクタンは、既に猛暑に突入していた昨年の値に近いレベルとなっており、暑くなかったが日照不足で光合成は十分に出来なかったと推察されます(根の活性は高いが根量は少ない状況)。

梅雨明け後の急激な気温上昇により、ベントグラスの光合成が減少し体内の炭水化物の欠乏(フルクタン減少)、根への養分供給の低下(根活性・根量低下)が予想されます。

「ベントグラス夏越し成功の秘訣」は

①葉身中の窒素含量を5%以下に低く保つ

②リン・カリウム(カルシウム)含量を高く保つ

③フルクタン値を5㎎/gDWを切らないよう維持



することです。

葉身分析を実施していただき
葉身中のフルクタンやカリウムの急落、といったサインをしっかりウォッチ
していきましょう。