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晩秋期施肥のタイミング! ベントグラス葉身分析の目標値を『晩秋』に。

2021.12.06

紅葉前線も南下を続け、朝晩の寒さが日ごと身にしみるようになってきました。

日平均気温も晩秋期施肥のタイミングに近づいてきましたので、ベントグラス葉身分析の目標値を『晩秋』に切り替えます。
 
この時期は地上部と地下部の生育適温の違いから、葉の生長や呼吸は気温の低下と共に鈍化しますが、根の活動はまだ続き光合成でできた養分は地上部よりも地下部の生長や貯蔵養分(フルクタン)の蓄積に回されます。

「晩秋期施肥を適切に実施して、冬への備え・翌春に向けての準備を整える=貯蔵養分フルクタンの蓄積を最大化させる」ことが管理の目標となります。
*フルクタンの蓄積量は、冬季のクォリティの維持・春の萌芽促進・夏に向けてのスタートダッシュに影響します(⇒9つのステップ参照)。
*晩秋期施肥のタイミング:日平均気温が10℃以下になってから3~5日に施肥
  →(最高気温+最低気温)÷2=10℃ を参考に

来年のベントグラス管理に向けた晩秋期施肥の実施と、葉身分析によるフルクタン蓄積の確認をお勧めいたします。