☆目標値、『秋』に。 今年も遅めの切り替えです。

2019.11.18

10月7日に葉身分析の目標値を『初秋』に切り替えてから、一ヶ月が経ちました。この間、台風19号-21号が襲来し、特に19号は東日本から東北地方の広い範囲で、3・6・12・24 時間の降水量が観測史上1位の記録を更新する大雨をもたらしました。

9月の台風15号の強風とその後相次いだ台風による大雨で、片付けと復旧に追われる日々が続き、秋から来年に向けてのグリーンの管理作業を十分に行えなかったコースも多いのではと推察します。

各成分の分析値、並びに気温も秋めいてきましたので、葉身分析の目標値を『秋』に切り替えます。

この時期の管理目標は「光合成を上げ・土壌を矯正し・根や分げつを作り・貯蔵養分を蓄積する」になります。

充分な施肥による高い光合成能力の維持と新たな組織形成の促進、タイミングを見極めた更新作業の選択がポイントに!

来シーズンに向けて、積極的な窒素施肥(年間窒素量の半分以上:初秋~晩秋)をお勧めします。