☆葉身分析の目標値を、『梅雨』に切り替えました。 

2020.06.29

政府の緊急事態宣言が5月25日に全面解除され、アフターコロナに向けた社会生活が動き始めました。お客さんの数も増え始め、ゴルフコースにも活気が戻りつつあります。夏越しに向けたゴルフコース管理が本格化してまいりますが、感染予防には十分お気をつけください。

6月14日、梅雨がない北海道と12日に梅雨が明けた沖縄・奄美地方を除く全域が梅雨に入りました。ベントグラス葉身分析の目標値を『梅雨』に切り替えます。 

夏に向けて根圏の充実化を図る最後の時期です。梅雨の谷間を利用して根量を確保していくうえで最も注意すべき点は葉身中のN値の増加です。光合成で作られた養分が地上部の成長にばかり利用されては意味がありません。

葉身中の窒素の高まりは貯蔵養分養分フルクタンを使えという指示になり、刈草の増加・刈り込みによる炭水化物の収奪(=フルクタンの減少)を招きます。ミネラル施肥により土壌中の窒素の追い出し、根の活性化、硬く丈夫な茎葉を作り、耐陰性のを向上させることをお勧めします。

この時期のおすすめ資材:ニュートリDG カルテック・Kプラス、シェイプアップ、TKOフォスファイト等