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例年より早く真冬並みの寒さとなっています。ベントグラス葉身分析の目標値を『冬』に

2020.12.28

全国的に平年より低く、真冬並みの寒さとなっています。日本海側を中心に広い範囲で大雪となる一方、各地で初氷や初霜が観測されています。
ベントグラス葉身分析の目標値を『冬』に切り替えます。 

コロナ禍の一年となった2020年は、冬は記録的な暖冬・最少降雪量、春の訪れは早く例年より早いベントの動き出しとなり(東京の桜の開花は観測以来最速)、4月16日には緊急事態宣言が全都道府県に拡大され、ゴルフ場の運営も営業自粛やスループレー等での対応を余儀なくされました。
梅雨入りはほぼ平年並みでしたが、記録的な長雨・低日照・低温で、長い梅雨が明けると、8月は一転して連日猛暑日となり(東京の猛暑日日数は過去最多)、降水量も少なく最少雨量を更新した地域が多く見られました。梅雨の長雨・低日照で夏越しの準備が十分にできないまま酷暑に突入したところも多く、お盆前後からベントが落ち込むケースが多々見られました。
9月になっても厳しい残暑でしたが、下旬になりようやく秋めいてた一方で雨の日が多くなり、更新作業後の戻りに影響が出ました。
2020年の天候には、冬の暖冬・少降雪、梅雨の長雨・低日照、夏の猛暑・少降雨などで、記録的という言葉多く登場し、ベントグラスの管理も経験値だけでは上手く乗り切ることができない状況になりつつあるのかもしれません(葉身分析で客観的にベントグラスの体内状態を確認する必要性が増しているともいえるでしょう。)

アントシアン班の発生軽減と萌芽の促進には、晩秋期施肥後のフォスファイト+フェロメックの定期施用を推奨します。