いもち病

草種
寒地型芝草
病原菌
Pyricularia grisea
症状
夏~初秋に発生し、褐色葉枯れ症状を引き起こす。降雨が重なると感染拡大しやすく、症状が悪化すると枯死に至る。高温多湿、日照不足、窒素過多は発病を助長する。オーバーシードしたライグラスでの発生が多く、発芽直後の幼苗期は被害が大きいため要注意である。播種時期を平均気温20℃以下にすることで発生を軽減できる。罹病芝の葉身には紡錘形の病斑が形成され、西洋ナシ型の胞子が認められる。胞子は風や降雨で飛散して伝搬される。
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葉身に形成された病斑
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いもち病菌の胞子
グラステン水和剤