芝生と雑草・・・ツメクサ

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ツメクサについて

可愛い花が咲きます
ナデシコ科、一年草。
ツメクサ(Sagina japonica Ohwi)で爪のような草。
尖った葉の形を見るとなるほどと頷けます。
畑、公園、ゴルフ場、道端などに普通に見られます。
ツメクサ雑学

やや肉厚で濃い緑色の細い葉は10~15mm前後、2枚が茎に対生(向かい合って付く)します。この形が爪の先に似ていることから「ツメクサ」の名がついたという説があります。
先端に付く3mm程の白い花は、花弁が5枚。茎は基から盛んに分岐し、立つか地を這って広がります。
強いツメクサ
低刈りに強くゴルフ場のグリーンに侵入し、密生して芝を侵食します。
街中では舗装の継ぎ目など、過酷な場所でもしっかり生きています。
芝生地の雑草として薬剤防除を行う場合には、トリメック、ブロードケアなどがおすすめです。
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芝生の中のツメクサ
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アスファルトの間からも
いろいろな「ツメクサ」
手持ちのファイルを「ツメクサ」で検索してみると、3枚の写真が出てきました。
シロツメクサ(Trifolium repens L.)、アカ〔ムラサキ〕ツメクサ(Trifolium pratense L.)、コメツブツメクサ(Trifolium dubium L.)です。いずれもマメ科の草で、牧草として栽培されたものが広がったとされています。
シロツメクサとアカツメクサはよく似ていますが、アカツメクサは花(花序)のすぐ下に葉がついています。また、アカツメクサの仲間に白花の品種があるので、チョッとややこしいかもしれません。
こちらのシロツメクサ、ムラサキツメクサの漢字表記は「白詰草」「紫詰草」。
オランダからのガラス製の献上品の梱包の緩衝材として日本に入ってきたそうです。
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シロツメクサ
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アカ(ムラサキ)ツメクサ
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コメツブツメクサ