肥料や種子がやってくるまでの長いみちのり

~製造工場から日本の倉庫に入るまで~

まずは粒状肥料のニュートリDGについて! 
アメリカ合衆国の中西部北東に位置するオハイオ州の工場で製造された後、コンテナに商品を詰めて、約2,242kmの道のりを数日かけてトラックで西海岸のロサンゼルス・ロングビーチまで運びます。
コンテナ船にコンテナを積み込んで、太平洋を約2週間をかけて日本の港に到着。
船から降ろされたコンテナは輸入通関を終えて弊社提携の倉庫へ。オハイオ州の工場から日本の倉庫まで約1カ月半にわたる長い旅を終えてお客様のもとに商品が届きます。

液体肥料のクラシック・TKOフォスファイト・Kビルダーはイリノイ州の工場から、フェロメックはカンザス州の工場から、それぞれ西海岸へ運ばれてコンテナ船で日本へやって来ます。

また、ベントグラスやライグラスの種子は、主な産地であるオレゴン州から出荷されて、ロングビーチやタコマから船に乗って届きます。

芝管理用機械などの一部は、イギリスやオランダから約一か月の船旅をしてくるものもあります!

~輸入通関の色々~

輸入・日本国内で販売するためには、まずは輸入通関許可が下りなければいけません。
インヴォイス(請求書)やパッキングリストなどの書類と商品内容説明で通関できる場合が多いですが、医薬品の輸入には厚生労働省の許可が必要になります。
肥料や種子の場合は、前述書類の他に公的機関が発行した書類が必要です。肥料は農林水産省が発行する各肥料の肥料登録証。種子の場合は輸出国から発行される植物検疫証明書を提示して植物検疫検査に合格しなければなりません。
一口に通関と行っても、その手続きは商品によってさまざまです。

~コロナ禍の国際物流~

昨年末から今年初めの世界的なコロナ感染者増で、港湾作業者数の削減や一定の距離を保った作業による生産性の低下などで船が最高2週間以上停泊する状況がありました。
米国やヨーロッパも例外ではなくて米国内外での物流混雑・停滞の影響が今も続いています。少しずつは改善されていますが今後も注視が必要です。

コロナの影響で私たちの生活も今までとは様変わりしていますが、
3月21日で1都3県でも緊急事態宣言が解除されました。感染防止策をしっかり取りつつ、春の行事を楽しみたいですね。